トランシーバーと携帯電話の違い
トランシーバーと携帯電話の違い
トランシーバーは携帯電話は音声を届けるという点については同じなのですが、細かな部分について違いがあります。
トランシーバーは、送信ボタンを押すだけですぐにつながることが出来て、所持している人が同じチャンネルにセットしておくだけで一度に情報を伝えることが出来ます。工事現場やイベント会場で指示を出すのに向いています。電波利用料のみ支払えばいいので維持費がかからないのも大きなポイントです。
携帯電話は、その名の通り携帯性に優れていて基地局が全国にたくさん設置してあり日本のほとんどの場所で通話することが可能です。ビジネスの場面で細かいスケジュールやデザインを伝えるのに向いています。また、通話以外にも画像や動画の送受信も出来るので様々なコミュニケーションの方法を取ることが出来ます。
以上のことから情報伝達のスピードや相手とどんな情報をやり取りするかなど、それぞれに得意なシチュエーションがあるので使い分けてください。
トランシーバーとスマホや携帯電話との違い
最近では誰もがスマホや携帯電話を持っていることから、トランシーバーを使うシーンなど無いと思っている人も多いのですが、両者には違いがあり、トランシーバーが活躍する場面も依然としてしっかりと残っています。すぐに考えて分かることは、電波が入らない場所での利用です。アウトドアでの利用など、今でも携帯電話の電波が入らない場所は日本全国に数多くあります。このような場所であっても、トランシーバーであれば自前で電波を発して通信を行いますから、問題なく利用可能というメリットがあります。
他には、使ったことのない人はなかなか気づきにくいものの、実際に機器を使ったことのある人であればほぼこの機能を利用したことがあるはずという点で言えば、一人から複数人への一斉発信が可能というメリットがあります。スマホや携帯でも全く不可能というわけではないものの、基本的に1対1の通話がメインとなっていますからトランシーバーのこの利点は大きいでしょう。